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先日、アークシステムワークスというゲーム会社の25周年イベントに行った。
その会社はギルティギアとかブレイブルーとか作ってる会社なわけで、
実際のところ、ブレイブルーしか知らない人間(格ゲーとしてはほぼかじり程度)だけど、大会も一緒にやってたので
それを観てて知らないなりに面白かったし、知っているブレイブルーはなおのこと面白かった。

で、やっぱり面白かったので触発されてやってみたいと思ったので、やってみた。


結構長い上にまとまりない文章なので、お気をつけて。




ゲーセンにてブレイブルークロノファンタズマ。
やるのは結構久々。

気になっていたけど投げキャラという話を聞いていて敬遠していたが
実は投げと言っても回転ぐるぐるさせられる性能ではなく
初心者にも扱いやすいことを知ったバレットというキャラを使ってみた。

なんで気になったかはググれば察してもらえると思う。

実際このキャラは先述のイベントでも使ってる人がいなくて
どういう動きをするかちっとも知らなかったので、
CPU戦を動きを確認しながら進めること数試合。

二台ある筐体のうち、一台を俺が、もう一台も気づいたら反対側で誰かがプレイしてた。

……と思ってたらなんか、左斜め後方から視線を感じる。
俺のプレイを眺めてる人がひとり。
と思ったらその人は隣の筐体の人のプレイも時々ちらちら見ていた。

「プレイしたいのでどっちかに乱入したいので腕前を見ている」

のだろうかと思っていたところ、ふっと姿が消え、
俺の画面上に乱入者発生表示。


やっぱりそういう手合いだったかと思い、覚悟を決めて対人戦。
この時点ではまだ技をまったく把握しきれてない。
相手が選択したのはライチというキャラ。
色もノーマルカラーではないし、きちんとプレイヤーカードも使っている…ので
戦歴は多くないようだが、熟練だろうかとちょっと気圧される。
平たく言うと、長い棍棒をぶん回して相手の背後に飛ばしておいて
背中から攻撃したりとか、そういうことの出来るキャラ。
さて実際対戦が始まってみると、あまりにも一方的な試合展開。
面白いように相手のパターンコンボが決まってこちらは技が出せる出せないではなく
動かせてももらえないようなもので、二、三回攻撃が当てられたかどうかというレベル。

きちんとゲームを理解してコンボパターンを理解した熟練者と初心者の間を隔てる壁…
やはり格闘ゲームの敷居の高さというのはここにあるものか……と席を離れ、
さすがにそれで見切りを着けるのもどうかと思うのでしばらくゲーセン内をうろついて待ってみる。


ふと気づくと、さっき俺を負かした相手が今度はスト4をやってた。
ガイルを使って……かなり劣勢だ。さっきの俺みたいに手も足も出ないで負けている。
人が並んでいないのもあって負け続けても負け続けても連コインしている彼。
なるほど、熟練者であっても上には上がいるんだな……と感じた。

……しかしその時、妙な違和感を覚えたのだった。



さて再びブレイブルーの筐体に戻ってくると、さっき俺の隣の筐体でやってた人がまたやってた。
その人もライチ使いだったようだけど、今回はレイチェルを使っていた。
かなりまごついている様子なので、どうやら初めて使うキャラのようだ。
というかこの人自体がまだ初心者のようで、多分俺と同じくらいの腕前なのがわかった。

しばらく眺めていると、さっきの熟練者がまたこっちに来た。
またプレイ中の人の操作を眺めていて…………対戦者側でコインを入れた。
キャラクター選択はライチ。

そこでどうも、この熟練者は「勝てそうな相手に対人戦を挑む」たぐいの人間だと気付く。
スト4で勝てないことの鬱憤晴らしなのだろうが、こういうのが初心者の気勢を削ぐんじゃないか…

なんてことを思っていると、対戦が始まる。
やはり熟練者側が一方的にコンボを決めている。

が。


ここでようやくさっき感じた違和感の正体に気付く。


この熟練者は

熟練者ではなく


レバガチャプレイヤーだったのだ。
レバガチャってのが何かというと、まあその名の通り
レバーをガチャガチャさせて凄く適当な動きをしているということ。

さっき感じた違和感の正体にも思い至った。
この人、ガイル使ってるのにひたすら小パンチと下段大キックばっかりやってたように見えたのだ。

レバガチャはレバガチャでも決まった動きでしかレバーを動かしてない。

その事を踏まえてまた画面に意識を戻すと、
確かに圧倒的に勝っている。
でも、画面上のライチはなんの考えもなしにひたすら同じ行動しかしてない。
相手が寝ていようがなんだろうが技をぶっ放して、それがたまたま当たりコンボにつながり…
その繰り返しだった。

しかし、相手のレイチェルは負けた。
ただ相手も若干癇に障るものがあったのだろう、先ほどプレイしていた際のキャラ、
おそらく本命なのであろうライチで再度挑戦してきた。

ライチ対ライチ。
レバガチャと、多少なりと使っているプレイヤーとの対決。



結果は、レバガチャが勝った。
相手はもう一度コンティニューして、またライチを使い……

そしてまた、レバガチャが勝った。


正直言ってこれには驚いた。
少しでもかじった人間よりレバガチャが勝つこともある。
自分の中で格闘ゲームの敷居が一段階下がったように思えた。
と同時に、
「相手が何をしてくるのかを理解し、その対策を講じる」
という格闘ゲームの立ち回りの重要性も理解した。
恐らく、相手のライチ使いはレバガチャが相手だと理解してなかった。
理解してなかったので、翻弄されて負けたのだろうと思った。

その後、また少し時間を置いて……


俺はまた、一人プレイ用でバレットの練習をしてみた。
おおよその技特性を理解し、活用方法も初歩の初歩を把握したあたりで、
また左斜め後方から視線。
熟練者…もとい、レバガチャが見ている。

思った通り、彼は俺の方に乱入をしてきた。
使用キャラはライチ。

さっきは熟練者だと勘違いをしていた。
物凄いコンボだと思ったものはレバガチャだった。
今の自分はバレットの特性を理解している。

それらを踏まえての再度の対戦。
一戦目。
レバガチャであってもコンボが決まるこのゲーム、
一回ひっかかると理解はできていても初心者には切り返しが難しい。
どうにか抜け出したところで……

このバレットの特殊行動に、ロックオンというシステムが有る。
かいつまんで言うと、射程内に入った対戦相手に自動で跳びかかり投げ攻撃を行うもの。

ぶっちゃけ、このシステムはこの対戦相手には呆れるほど有効だった。
彼はこちらに転ばされてる間もずっと同じレバガチャの動きしかしないので、
起き上がり直後にガードをするという概念がない。
なので、起き上がるタイミングでロックオンし、投げ、起き上がりにロックオン……の
繰り返し。
途中でこのゲームはダウン中の相手にも技が入ることを理解したので更に加速。

二戦目は一回もダメージを食らわずにパーフェクト勝ち。

勝利直後、再度ライチで乱入。
同様の戦法で楽勝。

実際の熟練者同士の対戦では
「相手がこの技をしかけてきたらこの技で対抗をするがしかしそれを読まれている可能性もあるので違う技をと見せかけて……」
という心理戦が一瞬のうちに繰り広げられる(らしい)。
恐らく自分が経験しているのは、その最もカンタンな部分なのだろうなとぼんやり感じた。


さて、二敗した彼がどうしたかと言うと。
更に連コインで乱入。
今度のキャラクターは……俺と同じバレット。
もしや彼もバレットが本場だったりするのか……?
と若干の緊張を含み開戦。

なんのことはない。

俺の戦法をコピーしてきただけだった。
ボタンひとつでロックオン、すっ飛んできて投げ…
それの繰り返しを仕掛けてきていた。
やる方のイメージは出来てもまだやられる方のイメージは出来てない俺は
どうしても上手い切り抜けが出来ず何度かダメージを負う。
しかし、そこは
キャラクターを理解して使っていて、相手が何をしてくるのか理解して戦っている俺。

どういう状況でガードされるのか、どういう状況で隙が生まれるのかも
自分で使っていて、なおかつこの戦いで理解出来た後はこちらの優勢。
最終的には超必殺で勝利出来た。

その後の乱入はなく、CPU戦を勝ち進みエンディングまでクリア。
最終戦をアストラルヒート…超必殺の更に上位版と思ってもらえばいいんだけども、
それで決められたのは中々気持ちよかった。


ただ、この日の経験で最も気持ちよかったのはやはり、
相手のバレットの行動を制して
自分の思い通りの動きをするバレットで
勝利出来たときだったように思う。

キャラクターの行動、相手プレイヤーの行動。
練習を重ねてそれら全てを理解していく人間が強くなり勝利するというシステム。
やっぱり、格闘ゲームの敷居は高いように感じた。

ただそれ以上に、その果てにある対人戦での勝利の快感は他のゲームでは
味わえないものであり、そこが格闘ゲームの魅力なのだろうと思うあけいさんだった。




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プロフィール
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あけい
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性別:
男性
自己紹介:
最近はもっぱらメダ同人活動です。


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