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なんとブログは三年ぶりらしいです。





さて、
ウルトラマン超闘士激伝 新章 第5巻が発売されました。
(秋田書店 https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253131301)

長く自分とお付き合いしてくださってる方はご存知と思いますが、
一応ざっとこの漫画がなんなのかをお伝えします。









はじまりは1993年。
コミックボンボンに「ウルトラマン超闘士激伝」のマンガ連載が開始されました。
これは上記の漫画にもありますが、
「聖闘士星矢の聖衣と纏ってドラゴンボールのバトルをするウルトラマン」が
コンセプトにあったようです。

タイアップはバンダイのガシャポンとカードダス。
カードの展開は途中で終わってしまったのですが、
ガシャポンはかなり売れたようです。

ウルトラマンや怪獣の人形に鎧を着せてパワーアップさせるのは
子供心をガッチリ掴まれてしまいました。


さて、自分がこの作品に触れたのは6歳のころ、連載開始と同時。
当時、この作品より前に「仮面ライダーSD」という漫画が
あおきけい先生の手で描かれており、
確かそれはボンボン本誌ではなかったかもしれませんが、
少なくとも自分はその漫画が読めるものと思って
ボンボンを買ってもらっていた覚えがあります。

そして買っていたボンボンで始まったのがウルトラマン超闘士激伝。
何がきっかけだったのかはもう定かではありませんでしたが、
この当時から「初代ウルトラマンが一番好き」だった自分は、
客演やザ・ウルトラマンなどの漫画で
初代ウルトラマンが一歩劣る実力の立ち位置なのがどうにも
納得いかなかったところ、初代ウルトラマンがゼットンに
敗北するシーンから始まり、修行の末めちゃくちゃ強くなって
帰ってきた……という始まりはどストライクな始まりでした。
(あとあとのインタビューで原作の瑳川竜先生も同じ思いを
抱えていたことがわかって嬉しかったです。)

6歳だったので漫画を何度も音読していた覚えがあります。

単行本第一巻は、母方の祖母の実家に朝早くから行くので
電車に乗る前に本屋で買ってもらって、電車の待ち時間に
ずっと読みふけっていた覚えがあります。

それから何年もの間、夢中になって読み、
関連商品で遊び、ごっこ遊びなんてのも友達としていました。


連載中にはOVAながらアニメにもなり、
森川智之さんがめちゃくちゃカッコいい闘士ウルトラマンが
演じてくれて、これも何度見たか覚えていないくらいです。


そんな調子で、子供心にも非常に好調に見えたこの作品。
アニメから間をおかず、1997年に打ち切りになります。
この打ち切りは人気の衰えが理由だったわけでもなく…
とりあえず、子供心には本当に唐突で驚きでした。

しかし本誌に踊った文字は「第一部完」。
ガシャポンの展開は「超闘士鎧伝」として続いており、
(それも2弾で終わってしまったのですが…)
「いずれ第二部」が始まるものと信じて
コミックボンボンを買い続けていたのでした。

……そうして買い続けたことでそれから数カ月後に
始まる「メダロット」に出会えたのです。




さて、その後激伝は時々可動フィギュアの原型が
展示されたりと、復活するのではと思わせる
ことが何度かありつつも、眠ったままでした。



そして、2014年7月。
約17年の時を経てウルトラマンは帰ってきました。

それが「ウルトラマン超闘士激伝 新章」。

これには当時ファンだった同世代の方が
秋田書店の社員となって復活に動いてくれた
ことが大きな要因だったようです
(その方とは偶然、この新章のガシャポンが
発売された日にガシャポン売り場で出会い、
どうしても出なかった一体を交換してもらう
という僥倖を経験しました)。



さてここからはガッツリとネタバレ入ります。


主役はウルトラマンからメビウスになり、
当時途中で終わりになってしまった
エンペラ星人編のその後の物語。

このエンペラ星人というキャラも、
まずは1970年代のウルトラマンタロウに
ウルトラの国の最大の敵として設定され
しかし姿は明らかになっていないという
特異な存在だったのですが、
過去の激伝の最終章で敵の首領として
「円谷プロ公認」のデザインが明かされました。
2006年に放送されたウルトラマンメビウスの
最後の敵としても登場することになった際、
激伝で描かれた姿と全く違うものになって、
「公認じゃなかったのか…」とわりと
がっかりしていたのですが、
今回の新章で「激伝の姿はオーバーボディ。
その下にメビウスでの姿が入っていた」
という解釈で描かれ、ものすごく納得
させてもらいました。
(更にそれすらもオーバーボディだった、
というのも中々ニクイ話になるのですが…)


新章で顕著だったのは、
過去の激伝ではちょっとおいてけぼりだった
「ウルトラマンとタロウ以外の活躍」。
毎回出番に割を食っていたレオ兄弟の大活躍、
流星キックが彗星キックに正当進化するジャック、
実力が誰よりも劣るように描かれてしまっていた
ゾフィーが見事なパワーアップぶりを見せたりと
万遍ない活躍が見られる素晴らしいストーリーでした。


反面、自分の贔屓であったウルトラマンは
基本的には終始囚われの身でその活躍を楽しみにして
いた自分としてはそれが見られずヤキモキすることも
多かったところはあります。
……まあ過去作が最強すぎたので戦わせたら
負けさせるのは出来ないキャラに育っていたなと
いうところがあったのだと思います。
実力で負けたシーンは新章では一回もなかったですし。
過去の大戦ではエンペラ星人を実力で破ったという
描写が見られたのも嬉しかったです。
(栗原先生の描くウルトラクロスウルトラマン見られてカンゲキ!)


そして、そこはやはり元主人公。
新主人公のメビウスとエンペラ星人を内面と外面から
同時に撃破することで面目躍如でした。
あのあたりはウルトラマンも精神体になっていたので
ヤプール戦のくだりを思い起こしました。



そうして完結したWEB連載に描き下ろしのエピローグが
載った最終巻が本日発売。


このエピローグが、本当に素晴らしかった。


闘士ウルトラマンと、メフィラス大魔王の決戦。
これも命の取り合いではない、「宇宙最高の試合」と
呼ばれたのがこの作品の二人の関係を象徴していたと思います。

一度目は銀河最強武闘会で、
二度目はウルトラの星で。

どちらもメフィラスの心には邪心があり、
敗北したことで武人として目覚めるメフィラス。

三度目の戦いはマザロンに邪魔されできなくなり、
四度目は再び銀河最強武闘会で、しかしこれも
マンがキングに変装していたので完全ではなく、
五度目は親善試合のはずがツイフォンにより中断、
そしてメフィラスの死により永遠にもう二人の戦いは
出来ないと思われていました。

それが十数年の時を経て、新章でメフィラスは熱く蘇り、
あの日忌み嫌った涙を恥じることなく流すし、
念願叶い誰の邪魔もなくウルトラマンと
拳と拳を合わせるシーンで


ウルトラマン超闘士激伝という物語が幕を閉じます。


時間にして、27年。
もちろん、ずっと連載していたわけではなく、
旧章4年新章約6年の漫画としては約10年間のこと。

それでも自分の中には、あの日の6歳のときから、
ずっとこの作品は魂に刻まれていました。

テレビでリアルタイムのウルトラマンが無かった世代、
自分のような世代にはこれこそがリアルタイムの
「ウルトラマン」でした。

その後、ティガをはじめ新たに生まれ出る
ウルトラ作品の中に激伝を重ねて見たり、
「今激伝やるならこういう感じかな…」と妄想
してみたり、休止期間中にも忘れたことはありません。

だから27年間。
本当にありがとうございました。
心からの言葉です。


復活に尽力していただき、熱いアオリ文の数々をくださった
高橋圭太さん。

あのころと変わらぬタッチで、でも昔よりも表情を豊かに
ウルトラマンたちを描いてくださった
栗原仁先生。

熱い物語、心くすぐるネタの拾い方、本当に
素晴らしかったです。
瑳川竜先生。


お疲れ様でした。

あの日、終わらないと思っていた物語が
突然終わってしまった悲しみ。
そして、その物語が再び動き出し、
本当の終わりを見せてくれた喜びと寂しさ。
でも、あの日「第一部完」で、第二部が始まると
信じていた少年が一人、救われました。

本当に、本当にありがとうございました。




自分にとって、
「一番好きなウルトラ作品は?」
と聞かれたら、自分は
「ウルトラマン超闘士激伝」と答えます。



2020/3/19
あけいこう


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コメント
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